ひとくち説法

「布施行」

本堂の仏具を見渡すと、その多くは檀信徒の皆様からの奉納や浄財によって揃えさせてもらっているものばかりであり、感謝の想いでいっぱいになります。

このような見返りを求めず施す行いの事を「布施」と言います。ところが「布施」というと「お金、寄付」といったイメージを真っ先にされる方もきっと多い事でしょう。

しかし「布施」とは、自身が仏の道へ行くための「布施行」という修行方法の一つなのです。さらにお金によるものばかりでなく、日頃から実践できる布施行もたくさんある事をご存知ですか。

例えば「毎朝、家族に笑顔を向ける」「おばあちゃんに席を譲ってあげる」「急な雨の時、軒先で雨宿りしてもらう」このような身近な行いも、実は仏の道に行くための立派な布施行の一つなのです。

日蓮大聖人もお手紙の中でこのように仰っておられます。

「人に物をほどこせば、我が身のたすけとなる。譬へば人のために火をともせば我まへあきらかなるがごとし」

「人の為にした行いは、相手を照らし、同時に自分自身の前をも明るく照らす行いでもある」とご教示くださっております。

優しい心で誰にでもできる布施行、是非ご一緒に実践していきましょう。