ひとくち説法

「針供養」

2月8日は針供養の日です。
なぜ針を供養するのか?と疑問に思う方も多いと思います。
2月8日は「事八日」(ことようか)と言われ、1年間お世話になった道具を片付けて供養する風習がありました。(西日本では12月8日が事八日とされています)
その道具の代表として供養されていたのが「針」なのです。
江戸時代、針は着物を作る為の大切な道具でした。使い古して折れた針や古くなった針を感謝の気持ちを込めて豆腐やコンニャクなどに刺し、川へ流したり、神社やお寺に収め裁縫の上達を祈願したそうです。物を大切に使わないとバチが当たると、両親に怒られた経験が頭を過った方もいるのではないでしょうか。元メジャーリーガーのイチロー選手は負けた試合でも試合終了後にロッカーへ戻ると必ずグローブをピカピカに磨いて手入れをしたそうです。それは自身の信念である「野球が上手くなるには道具を大事にすること」を自ら体現されている事であり、それが数々の素晴らしい記録を打ち立てる事にもつながっています。身近にある“道具たち”に今一度目を向けて、日頃の労を労ってみるのも悪くないかもしれません。