ひとくち説法

自転車

埼玉県は自転車発祥の地であることをご存知ですか?

自転車は大変便利な乗り物です。

しかし、ご存知のようにここ数年自転車の事故が増えています。
私も学生時代、駅までの約4㎞の道のりを毎日クロスバイクと言われるスピードの出る自転車で走っていました。

事故に遭いかけたこと、起こしそうになったこともあったと大変反省しています。
あるとき、街中を走っている際に狭い道があり、対面からはおじいさんが歩いてきていました。

おじいさんは端によってくださり、私は避けながら「すみません」と言って通り過ぎました。

もちろん事故になっていませんので、これで良かったのかもしれません。

しかし、後から私はこの自分が発した言葉をなぜか反芻していました。
私は、卒業旅行で訪れた海外にて、似たようなシーンが逆の立場であったことを思い出したのです。

道を譲った私に、外国のかたが放った言葉は、「サンキュー」でした。自然と笑顔で「オッケーオッケー」と答えた記憶があります。ちょっとした違いですが、この言葉一つで受け取り方も変わります

「ありがとう」と言われて嫌な気持ちになる人も少ないのではないでしょうか。

言葉は発してしまったら口に戻すことは出来ません。その言葉一つで出会う人と仲良くもなれば仲違えることもあるでしょう。少なくともあの時、おじいさんは笑顔ではありませんでした。

「わざわいは口より出でて身をやぶる。さいわいは心よりいでて我をかざる」と日蓮大聖人は仰っておられます。

日頃から手を合わせ、心落ち着かせている人は自然とそれが表に出るものです

。それは言葉、態度にも現れて、出会う人を優しい気持ちにさせてくれます。
これまで言葉で何度も失敗した私ですが、その一番の原因は心の未熟さと反省しています。日頃より手を合わせ、やさしい心、言葉で人と接していきたいものです。

布教師会